囲碁部門
毎年、高校囲碁のイベントは4月末に開催される「東京都高等学校囲碁大会」で幕を開けます。男女個人トーナメントの他、棋力に応じた段級位認定戦も行われ(他の大会も同様)、年度当初ということもあり、囲碁を始めたばかりの生徒も交じって熱戦が繰り広げられます。そしてトーナメント上位者(男女合わせて5名)が、全国高等学校総合文化祭囲碁部門大会(7月)に東京都代表として出場することになります。
次の大会は「全国高等学校囲碁選手権大会東京都大会」で、5月~6月に団体戦・個人戦が行われます。個人戦はもちろんのこと、団体戦でも主将 - 副将 - 三将戦で息の詰まる戦いが繰り広げられます。「東京大会」の上位者(校)は、全国高等学校囲碁選手権大会(7月)の東京代表として、全国の強者達と対戦します。
また、10月には「級位者大会」を実施しています。これは、初心者や、「段」取得を目指す生徒にとって、切磋琢磨する良い機会となっています。
そして、一年のうち最後の大会となるのが「東京都高等学校文化祭囲碁大会」です。この大会は、通常の個人戦・団体戦の対局の他、プロ棋士による指導碁も行います。上位者(校)は「関東大会」(1月)、さらにその結果によって「全国高等学校囲碁選抜大会」(3月)に出場することになります。
これらの各大会では、規定勝数に応じて段級位の認定状が、東京都高等学校囲碁連盟もしくは日本棋院より発行され、認定状取得は生徒たちの大きな励みにもなっています。
囲碁部門では毎年、このような取り組みを記録した『ひびけ石音』を発行していますので、大会会場で御覧いただければ幸いです。