東京都高等学校文化連盟活動には、以下の17の部門があります。
演劇部門は、約230校の学校が加盟して活動しています。それを6地区(城東地区、中央地区、城西地区、山手・城南地区、多摩南地区、多摩北地区)に分けて、地区それぞれで、様々な行事を行っています。春季大会、夏季大会、冬季大会、新人発表会、クリスマス公演、バレンタイン公演、さらにワークショップや朗読劇の発表まで、実に多彩な発表を行っています。
この6地区で地区大会を行い、その中から推薦された学校が中央大会(都大会)で上演を行います。さらに、中央大会から数校が関東大会に推薦され、その先が全国大会となります。全国大会に駒を進めるのはとても難しく「狭き門」ですが、それだけに全国大会出場を果たした時の喜びはかけがえのないものです。
演劇表現は「時代を映す鏡」。高校演劇はその最先端に位置すると言っても過言ではありません。このコロナ禍の状況を通じたリアルな感情を描いた作品が多いのも、この1~2年の特徴です。高校生の悩みや思いの詰まった作品群に触れてみませんか。
〇演劇部門の詳細な情報は、以下のホームページを御覧ください。


東京都高等学校文化連盟音楽部門では、都内を8の地区に分け、地区ごとに演奏を行う地区大会と、地区ごとに吹奏楽合同楽団、器楽管弦楽合同楽団、合唱合同楽団を結成して演奏を行う中央大会を開催しています。
どちらの大会も、フェスティバル形式にて練習の成果を発表・交流し合う場として、音楽の技能の向上や音楽性を育み、そして豊かな人間性を培うことを目的としています。また、開催に当たっては、参加生徒は演奏者として、聴衆として、また運営者としてそれぞれの役割を担うことにより、様々な立場から大会を見つめ、大会準備から当日運営まで主体的に大会に関わることができる仕組みとなっています。
生徒主体の大会運営は東京都の特色となっており、生徒の健全育成の場としても位置付けています。
【今年度の文化祭日程(音楽部門地区大会・中央大会)】
第1地区大会 | 11月13日(日) | 昭和音楽大学 テアトロ・ジーリオ・ショウワ |
---|---|---|
第2地区大会 | 11月20日(日) | いちょうホール(八王子市芸術文化会館)大ホール |
第3地区大会 | 10月 2日(日) | ルネ小平(小平市民文化会館)大ホール |
第4地区大会 | 11月 6日(日) | 武蔵野音楽大学バッハザール |
第5地区大会 | 10月30日(日) | 江戸川区総合文化センター |
第6地区大会 | 10月 2日(日) | ひの煉瓦ホール(日野市民会館) |
多摩北地区大会 | 11月 6日(日) | 国立音楽大学 講堂 |
第9地区大会 | 11月 6日(金) | ひの煉瓦ホール(日野市民会館) |
中央大会 | 令和5年1月8日(日) | 東京文化会館 大ホール |



放送部門は、現代に生きる高校生の豊かな人間性の育成と、未来への展望をもつ人間としての成長を目指して活動しています。校内放送活動の充実を図りながら、高等学校文化祭とNHK杯全国高等学校放送コンテスト等に参加しています。
現在は、今年度の8月に東京都で開催する第46回全国高等学校総合文化祭「とうきょう総文2022」に向け、部門の総力を挙げて準備を進めています。昨年度の11月21日(日)には、放送部門プレ大会を終えました。本大会は、いよいよ8月3日、4日に迫りました。全国の放送部の皆様を東京都にお迎えして、「放送」でつながった仲間との交流の場を盛り上げたいと思っています。

東京都高等学校文化連盟「写真部門」では、年2回の大会(都の高文祭として7月の地区大会・12月の中央大会)の他に研修会や撮影会等の行事を開催しています。
大会や研修会の案内や加盟を考えている学校は以下のホームページを御覧ください。
毎年、高校囲碁のイベントは4月末に開催される「東京都高等学校囲碁大会」で幕を開けます。男女個人トーナメントの他、棋力に応じた段級位認定戦も行われ(他の大会も同様)、年度当初ということもあり、囲碁を始めたばかりの生徒も交じって熱戦が繰り広げられます。そしてトーナメント上位者(男女合わせて5名)が、全国高等学校総合文化祭囲碁部門大会(7月)に東京都代表として出場することになります。
次の大会は「全国高等学校囲碁選手権大会東京都大会」で、5月~6月に団体戦・個人戦が行われます。個人戦はもちろんのこと、団体戦でも主将 - 副将 - 三将戦で息の詰まる戦いが繰り広げられます。「東京大会」の上位者(校)は、全国高等学校囲碁選手権大会(7月)の東京代表として、全国の強者達と対戦します。
また、10月には「級位者大会」を実施しています。これは、初心者や、「段」取得を目指す生徒にとって、切磋琢磨する良い機会となっています。
そして、一年のうち最後の大会となるのが「東京都高等学校文化祭囲碁大会」です。この大会は、通常の個人戦・団体戦の対局の他、プロ棋士による指導碁も行います。上位者(校)は「関東大会」(1月)、さらにその結果によって「全国高等学校囲碁選抜大会」(3月)に出場することになります。
これらの各大会では、規定勝数に応じて段級位の認定状が、東京都高等学校囲碁連盟もしくは日本棋院より発行され、認定状取得は生徒たちの大きな励みにもなっています。
囲碁部門では毎年、このような取り組みを記録した『ひびけ石音』を発行していますので、大会会場で御覧いただければ幸いです。
書道部門は現在、都立・私立・国立合わせて約60校の学校が加盟しております。平成29(2017)年に30周年を迎えました。
年に1度、東京都高等学校文化祭の書道展を開催しております。なおこの書道展で東京都教育委員会賞を受賞した1・2年生が、東京代表として、翌年の全国高等学校総合文化祭に作品を出品します。

美術・工芸部門では、中央大会(中央展)や生徒研修会の開催など、東京都高等学校およびこれに準ずる学校の生徒による美術・工芸系の部活動の充実と資質の向上および相互の親睦を図ることを目的として活動しています。
12月に東京都美術館で開催される東京都高等学校文化祭美術・工芸部門中央大会(中央展)では平面作品、立体作品、映像作品などの様々な作品が展示されます。生徒と顧問の相互投票により上位10名の作品を全国高総文祭へ推薦し、さらに20点程度を表彰しています。
活動の詳細については以下のホームページをご覧ください。加盟を考えている学校へのご案内も掲載しております。

令和4年度第45回東京都高等学校文化祭日本音楽部門中央大会を令和4年12月18日(日)いちょうホール八王子市芸術文化会館にて開催しました。
19校が参加し、日々の練習の成果を発揮し、素晴らしい演奏を披露してくれました。
審査の結果、都立狛江高等学校が優秀賞、創価高等学校が優良賞を受賞しました。優秀賞の都立狛江高等学校は今年の夏に鹿児島県で開催されます全国大会(2023かごしま総文)に推薦されました。
なお中央大会当日はコロナ感染拡大防止のため、関係者のみの観覧とさせていただきました。

中央大会会場玄関

中央大会準備の様子

中央大会表彰式
和歌を詠むのは風流で雅ですが、競技かるたは読み手の声を聞いた瞬間に体を動かし全身で札に向かう激しい戦いです。「畳の上の格闘技」とも呼ばれます。小倉百人一首100枚のうち任意の50枚を使い、それぞれ25枚ずつ分け、先に持ち札を無くした者が勝ちとなります。団体戦では五人一組で戦い三人以上の勝利でチームの勝ちとなります。
全国高等学校総合文化祭の代表8名の選考会には100名を超える選手が集まることもあります。学校単位で行う全国選手権の予選の参加校も30校を超えます。秋の関東大会の代表は1、2年生から選びます。いずれの大会も優勝を目指し、選手は互いに切磋琢磨し、時には敵として、時には味方として絆を深めています。
将棋は知力・気力・体力をフル稼働して対戦する競技であると同時に、81マスの盤面の上に自己を表現する芸術文化でもあります。そして将棋が好きでたまらない高校生が、全国大会や関東大会への出場を目指して、日夜、切磋琢磨しています。将棋部門では、東京都大会を毎年5月に2回、11月に1回、合計3回開催しています。5月の大会は、全国高等学校総合文化祭(全国高等学校将棋選手権大会)の団体戦及び個人戦の東京予選を兼ねています。11月の大会は、東京都高等学校文化祭将棋部門中央大会として行われ、全国高等学校文化連盟将棋新人大会及び関東地区高等学校文化連盟将棋大会の東京予選を兼ねています。
また、夏季休業期間を中心に、東京都の高等学校の生徒を対象とする合同練習会を5回実施しています。東京都大会と合同練習会では、高校生同士の試合のみでなく、複数のプロ棋士による指導対局(合計7回)を併せて実施し、選手の棋力向上を図っています。
○東京都大会の詳細な情報は、以下のホームページを御覧ください。

郷土芸能部門は、「伝承芸能」と「和太鼓」の2部門があります。東京都の加盟校は、全てが和太鼓のチームです。
今年度の加盟校は28校です。
8月に開催した「第46回全国高等学校総合文化祭東京大会」では、全国から56校の皆様をお迎えし、すばらしい演奏・演技を発表して頂きました。
今年度、今後の予定は、以下の通りです。
〇令和5年1月7日(土)
第45回東京都高等学校文化祭第31回郷土芸能部門中央大会発表会
於:江戸川区総合文化センター 大ホール
〇2月(予定)
第8回高校生太鼓まつり

聖心女子大学(渋谷区)を中心に開催された、「とうきょう総文2022」の文芸部門の行事が終了しました。
「開会式」の後に、猛暑の中で行われた「文学研修(文学散歩)」は、熱中症の懸念もありましたが、協賛企業から御提供いただいた飲料水の効果もあってか、体調不良となる参加者はいませんでした。
翌日の「部門別交流会(分科会)」では、5人の講師の先生方の御指導だけではなく、生徒委員の担当者が事前に準備をした、会の冒頭の“アイスブレーク”も好評でした。
最終日の「記念講演会」では、講師の谷村志穂先生の御厚意で、質問をした生徒の代表者に、サイン入りの御著書もプレゼントされました。「開会式」「閉会式」と「記念講演会」の様子は、後日オンデマンドでも配信の予定です。ぜひ御覧ください。
先催県の和歌山から引き継いだ“総文のバトン”を、後催県の鹿児島へ無事に渡すことができました。文芸部門に参加をされた全国の高校生と先生方、御協力いただいた関係者の皆様に、あらためて感謝をいたします。

≪「文芸部誌展示」の会場の様子≫
新聞部門では、新聞作成技術の向上と他校との交流を目的に、6月と11月に講習会を開催しています。また、東京都高等学校文化祭新聞部門中央大会として新聞コンクールを行っています。前年10月から9月までの1年間に発行した新聞が対象です。応募〆切は9月末です。1号でも発行していれば、ぜひご応募ください。この他にも、全国高等学校総合文化祭優秀校東京公演では、「東京公演ニュース」を発行しています。

■東京都高等学校軽音楽コンテスト
毎年夏に開催されている部門独自の大会です。優秀校は、全国高等学校文化連盟後援の全国高等学校軽音楽コンテストに推薦されます。
※コロナ禍のため、令和2年度は残念ながら中止となりました。代替行事として、オンラインで作品を提出する形式の大会「音楽の力」を開催しました。
■東京都高等学校文化祭軽音楽部門大会
毎年秋に開催されています。この大会は別名「東京都高等学校対抗バンドフェスティバル」と呼ぶように、加盟校各校代表1バンドがエントリーできる大会です。
「学校対抗の新人戦」という特徴をもっています。優秀校は、次年度の全国高等学校総合文化祭に推薦されます。
東京都高等学校文化連盟茶道部門では、茶道に志をもつ高校生が、日本の伝統・文化の継承と更なる発展を目指し、流派を超えて交流し、共に学びを深めています。
夏に開催された「とうきょう総文2022」では、数年来重ねてきた研さんの成果を発揮して、全国から参加された皆さんに「東京の茶道」を満喫していただきました。皆さんとの充実した交流に、「一期一会」を実感する経験でした。
10月下旬には浜離宮恩賜庭園で開催される「東京大茶会」への参加、さらに12月下旬には東京都高等学校文化祭茶道部門中央大会「冬の茶会」開催が予定されており、加盟校の茶道部員一同、着々と準備を進めています。


自然科学部門は、各学校の高校生が自然現象や地域に根差した生物や気象の研究、環境問題など様々なテーマに取り組んでいます。
令和4年8月2日(火)から4日(木)に第46回全国高等学校総合文化祭東京大会自然科学部門が東京富士大学、文京学院大学を会場に開催されました。全国から多くの生徒が集まり、研究発表を行いました。
令和4年11月23日(水・祝)に東京都立科学技術高等学校で中央大会が開催されます。多くの学校の参加をお待ちしています。

吟詠剣詩舞とは、「詩吟」と「剣詩舞」を融合させた日本の伝統文化です。
詩吟(吟詠)は、漢詩や和歌などを独特の節回しで「吟じる」ものです。腹式呼吸を用いた力強い発声法で、先人たちの思いを心の底から響かせます
剣詩舞とは、摸擬刀を用いて勇壮に舞う剣舞と、扇を持って優美に舞う詩舞からなる日本の伝統舞踊です(東京都では主に詩舞に取り組んでいます)。
立ち上げたばかりの部門で、参加校も少ないのですが、生徒たちは次第にその魅力にとりつかれ、日々楽しく練習しています。令和3年度には、和歌山県で行われた全国高等学校総合文化祭に初出場し、揃いの袴を身に着け、大きな舞台で詩吟と詩舞を堂々と披露することができました。
今後ともこの伝統を伝えるべく、より多くの高校生が参加してくださるよう、精力的に活動してまいります。
【7分間の言葉で、心を動かす!】
弁論部門は、言論発表の場を通して知性の向上と豊かな教養の育成を図り、生徒たちの親睦と理解を深め、文化活動の健全な発展と芸術文化の振興に力を注いできました。
第46回全国高等学校総合文化祭弁論部門東京大会が、令和4年8月1日(月)から8月3日(水)に文京学院大学で開催されました。コロナ禍で様々な制約がある中で、全国から代表弁士が参集し、それぞれの弁論を熱く繰り広げていました。また大会期間中に代表弁士の交流会を2回行いました。特に2回目はすべての弁論が終わった後の開催だったので、感染症対策を行いながらも各弁士が楽しそうに交流を深めていました。
マーチングバンド・バトントワリング部門は、マーチングバンド部ならびにバトントワリング部の活動充実と資質向上を設置の目的とし、令和2年に設立されました。
令和4年度は、いよいよ「第46回全国高等学校総合文化祭東京大会」が開催されます。コロナ禍で練習や活動が制限される中でも、マーチングバンドやバトントワリングに一生懸命打ち込む生徒に、最高の舞台を提供できるよう、活動を進めてまいります。
また、部門加盟校の拡大にも努めてまいります。引き続き、ご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

